【タイ】バンコク都内のショッピングモールで6月10日、女性が駐車券発券機で感電するという事故が発生した。女性は「信頼できる病院に入院したものの頭痛や失神が絶えない」と自らのフェイスブックに投稿、16日に複数メディアが取り上げた。
女性はショッピングモールの駐車場に入るため、運転席に座った状態で窓を開け、発券機のセンサーに手のひらをかざしたところ感電し、痛みが右腕から頭や脚に走り抜けた。強い静電気が発生し、裸足だったため通電したもよう。
駐車券は発券されていたが遮断機は上がっておらず、クラクションを何回も鳴らして警備員に来てもらった。非常ボタンらしきものがあるのは分かっていたが、再び感電するのが怖くて触れられなかったという。
警備員は遮断機を上げただけで何も尋ねてこなかったため、女性は店内で助けてもらおうと半身の感覚がないまま運転して駐車場に駐車。自力でカスタマーサービスまで歩き事情を説明した。救急室に案内されてしばらく休んでいたものの回復しなかったため、ショッピングモールが契約しているという病院に連れて行ってもらった。
しかし同院では、心電図検査も血液検査も結果が正常だったため、医師から「すぐに治る」と言われて帰宅させられた。女性は帰宅後も、手が震えて頭痛が続き一睡もできなかったため、朝になるのを待って別の病院を訪れ、即入院になったという。
女性はショッピングモールの駐車場入り口や入院生活などの写真を投稿している。メディアが取り上げた16日の時点でも、疲労感、頭痛、失神が絶えないようす。
ショッピングモールからは、「契約外の病院なので治療費は還付されないだろうが、一応自分で書類を出してみて」とだけ言われたという。また、「被害に遭っているのは自分だけではなさそう。友人に話したら『その発券機が煙を吹いているのを見たことがある』と話していた」と書き込んでいる。
写真:Suangz Anuchitworawongさんフェイスブックより