山間の雑貨屋に野生のゾウ、おやつ食べて退店

【タイ】東北部ナコーン・ラーチャシーマー県パークチョン郡の雑貨屋で6月2日午後3時半頃、いきなり入ってきた野生のゾウがおやつを食べて帰っていくという騒ぎが起きた。雑貨屋が立つ村はカオヤイ国立公園のすぐ外にあり、野生のゾウが時折迷い込んでくるという。

 一帯を見回る公園職員によると、近所の粥(かゆ)屋も以前、ゾウに入られて粥を食べられてしまった。今回の雑貨屋には、店主女性が店で客と話をしている最中、ゾウが突然やってきて店内にまで入ってきた。客は慌てて逃げていき、店主が公園職員を呼んで外に出そうとしたが、ゾウは10分ほど菓子などを食べ続け、満足した後にようやく退店した。

 店主は、ゾウに食品を食べられたり棚から落とされたりし、1000バーツほどの損失を被ったと話している。

 カオヤイ国立公園は東北部ナコーン・ラーチャシーマー県、東部プラーチーンブリー県、中部ナコーン・ナーヨック県、同サラブリー県の4県にまたがり、「ドン・パヤーイェン‐カオ・ヤイ森林群 自然遺産 / 2005」としてユネスコの世界遺産に指定されている。

写真:JS100 Radioフェイスブックより

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