【タイ】バンコク西方サムット・ソンクラーム県サムット・ソンクラーム市ラートヤイ町で6月28、29日、結合双生児の「イン・チャン双子」を偲ぶ会が開催される。歴史学習促進や観光活性化が目的で、タイ在住の双子のコンテストも予定されている。
サムット・ソンクラーム県は、「シャム双子」という名称を生み、世界的に有名な存在となった「チャン&エン・ブンカー兄弟」の出生地で、ラートヤイには2人の銅像が立つ。タイ語では「イン・チャン」と呼ばれる。
2人は1811年5月11日生まれ。胸部と腹部の中間で結合しており、英国人に連れられて欧米諸国の見世物小屋を巡業した。後に米ノースカロライナ州マウント・エアリーに定住。一般女性の姉妹と結婚し、チャンは11人、エンは10人の子を儲けたという。1874年1月17日、3時間の差でそれぞれ死去した。享年63歳。
今回の偲ぶ会はラートヤイの銅像前で催され、マウント・エアリー市からの協力も得る。双子のコンテストはタイ国内の10歳から24歳が対象。容姿(25点)、マナー、決断力、自信度(25点)、服装の正確さ、適切さ、美しさ(25点)、才能(25点)が競われるという。