【タイほか】世界人口に関連した各種データを発表している米World Population Review(WPR)によると、LGBTQI+人口が多い国トップ3は2025年、オランダ(14%)、ブラジル(13%)、ドイツほか(11%)だった。タイは10%で米国や豪州などと並んで4位で、アジアでトップ。日本は韓国などと共に4%で9位だった。
対象国62カ国で(WPRによる表現で)レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、パンセクシュアル/オムニセクシュアル、アセクシュアルなどLGBTQI+を自認する国民の割合を示したもの。社会的安全、受容、支援などを得られにくく、雇用に影響して自らを不安定な状況に置きかねないという不安から、LGBTQI+であることを公に認めづらい風潮があり、WPRも正確な数値を得ることが難しい社会であるとした。
今回の調査結果によると、Z世代(1990年代半ばから2010年代に生まれた世代)はLGBTQI+であると公に認める人が最も多く、ミレニアル世代(1980年代前半から1990年代半ばに生まれた世代)がこれに続く。ベビーブーマー世代(主に戦後)は公に認める人が最も少ない。
専門家の一部は、このような統計は「あくまでも非公式」と見なしている。
統計結果抜粋(同位の順序はWPRによる)
オランダ:14%
ブラジル:13%
ドイツ、英国、カナダ、チリ:11%
米国、タイ、スペイン、アルゼンチン、豪州、ベルギー、スウェーデン:10%
フランス、コロンビア、ポーランド:9%
トルコ、アイルランド:8%
メキシコ、イタリア:6%
シンガポール:5%
日本、南アフリカ、韓国、ペルー、ハンガリー:4%