タイEEC構想、空港や高速鉄道など2030年同時開設へ

【タイ】東部経済回廊政策委員会(EECPC)が、東部経済回廊(EEC)域内の高速鉄道、ウタパオ空港、航空機整備センターを2030年に同時開設する計画を明らかにした。実現すれば、スワンナプーム空港、ドンムアン空港、拡張されたウタパオ空港が高速鉄道でつながり、航空機整備(MRO)センターが誕生する。

 「絵に描いた餅」状態だった3空港を結ぶ高速鉄道に関してEECPCは、契約を一部修正してタイ国鉄(SRT)理事会に提出し、その後の閣議承認を求めていく。着工は年内予定で、ウタパオ空港地下の鉄道トンネル掘削は、先行して工事が可能だという。規模は、総距離220キロメートル、駅数9駅、列車最高時速250キロ、空港間の所要時間は60分以内。

 MROセンターは、当初の計画で主導権を握っていたタイ国際航空が外れ、新たな入札でほかの国内航空会社を選定する。閣議承認後に着工。建設に3、4年かかる見込みで、ウタパオ空港の拡張工事とほぼ同時期に完工の予定。規模は、大型機3機を同時処理可能、年間処理能力は大型機110機および小型機130機など。

 ウタパオ空港は、旅客ターミナル拡張、第2滑走路、新規管制塔、フリートレードゾーンなどの建設が計画され、完成後の旅客処理能力は6000万人に達する。ほか、民間セクターによる空港都市の開発が見込まれる。

Eastern Airport City:ウタパオ・インターナショナル・アビエーション(UTA)ホームページより

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