【タイ】タイ政府は12月24日の閣議で、バンコクからアユタヤ方面への「M5」高速道路の工事を承認した。推定される工費は799億1000万バーツ(3700億円相当)。
対象となるのは、ドンムアントールウェイ(正式名称ウッタラーピムック高架道路)とアユッタヤー(アユタヤ)県バーンパイン郡をつなぐ22キロの区間。ドンムアントールウェイ北端のランシット地点から、バンコク外環状線(アウターリング、国道9号線)、北部や東北部につながる国道1号線、中部や北部につながる国道32号線(アジアンハイウェー1号線)の交差地点まで、M5としての高速道路が伸びることになる。
完工は2029年の見込み。通行料は現時点で、四輪車が20~40バーツ、四輪以上が30~65バーツの予定。5年ごとに年率2.5%で値上げされる。
既存のドンムアントールウェイは、バンコク都心部ディンデーン区からドンムアン空港前を通ってパトゥムターニー県タンヤブリー郡(ランシット地点)まで伸びており、M5の完成によってバンコク都心部とアユタヤ県が高速道路で結ばれることになる。同時にドンムアントールウェイの下を通るウィッパワディー・ランシット通りの渋滞緩和も期待されている。
画像:運輸省高速道路局