【タイ】バンコクのトンブリー区タラートプルーが再開発され、新たな観光地として発展していく見込みだ。バンコクのチャチャート・シッティパン都知事が11月16日に明らかにした。市場の充実、運河への架橋、道路補修などが計画されているという。
チャチャート都知事は「バンコク都知事移動会議シーズン2」の一環として同地を訪れ、周辺を見て回った。タラートプルーは、日本の市町村の「町」に相当する(タイ語でクウェーン)。町内には運河が流れ、新旧の市場が点在し、タイ国鉄とBTS(バンコク高架鉄道)の2駅のタラープルー駅がある。グルメとしては、国鉄駅界隈で味わえる中国風料理が人気。一方、野良猫が多いことが問題視されている。
再開発は、市場の充実、バンコク・ヤイ運河への架橋による北隣バンコク・ヤイ区との接続、運河沿いの岸や車道・歩道の敷設や補修・改修などが見込まれており、2025年度予算で実施される。同時に、避妊手術といった野良猫対策も講じられるもよう。
バンコク都庁は、チャチャート氏が都知事に就任して以降、都内で総距離800キロメートルの歩道を敷設もしくは補修、防犯灯としてLED照明8万個を設置し、路上での事故が30%減少したと強調している。
チャチャート都知事とトンブリー区タラートプルー 写真:バンコク都庁