タイとつながる外国人 Ms. Indal Abrayeva インダル・アンブライエヴァさん

 「The Bangkok Community Help Foundation(BCHF)」のボランティア活動に参加しているインダルさんは、カザフスタンの首都アスタナの出身。同国の国土はCIS(旧ソ連を前身とする独立国家共同体)の中でロシアに次いで広く、日本のおよそ7倍。アスタナからバンコクへは空路で7時間、直行便が就航している。

 カザフスタンは多民族国家と評されるが、インダルさんによれば「カザフスタンの国民はカザフ人。日本だって、日本の人以外にいろいろな国の人がいるはず。それと同じ」と話す。母国語はロシア語で、国の南部や西部で話されるカザフ語はあまり分からないという。

 インダルさんの見た目は、日本人には東アジア人に近いと思わせるが、本人いわく「純粋なカザフ人」。家族の中でも瞳や髪の色が異なって当然だという。自由な服装だがムスリムを信仰、ポークは食べないがアルコールは外国にいるときだけ飲む。ムスリムの結婚はムスリム同士もしくはクリスチャンに制限されるといわれるが、それもまたインダルさんにとっては自由で、「交際も結婚も宗教にとらわれない」。

 タイは2010年以来、家族旅行で毎年訪れていた。今回は2023年12月からの1人での長期滞在となっている。高校生の頃に米国に留学、大学生の頃にイタリアに留学。アートを学んできたが、母国では英語教師の職を選んだ。

 タイ長期滞在を決めた理由は、母国での生活や自分の在り方などに疑問を感じたこと。タイミングを同じくして、7年間付き合っていた彼氏と別れたことも、生活をリセットしてみようと決めたきっかけになった。「人にはそれぞれ社会での役割を担っている。私の役割は何だろうと考える。それはたった一つではなく、たくさんあるはず」と語る。「今はタイにいるけれども、ほかの国での挑戦も十分にあり得る。ここバンコクではいろいろな人と出会い、それぞれの人間関係を深めている」。

 アートスタジオの開設といった具体的な考えもあるが、「今はまだあらゆる可能性を探っている」という。

毎週火曜夜の英語教室で教えるインダルさん

週2日は生活困窮者や低所得者向けの弁当配布にも参加

 

The Bangkok Community Help Foundation
(タイ内務省登録番号:KT 3169)
公式ウェブサイト:
https://bangkokcommunityhelp.org/
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