京大准教授の新著、タイで発禁処分 「国王侮辱」

【タイ】タイ政府は、米エール大学が出版する予定のパウィン・チャッチャワーンポンパン京都大学東南アジア地域研究研究所准教授によるワチラロンコン・タイ国王に関する新著「Rama X: The Thai Monarchy under King Vajiralongkorn」を7日付で発禁処分にした。

 王室を侮辱し、王室と国家の安全保障を脅かす内容だとしている。

 同書を国内に持ち込んだ場合、最大で禁錮3年もしくは罰金6万バーツ、もしくは両方が科される。本は没収、廃棄される。

 今回の発禁処分について、インターネットの交流サイト(SNS)には、タイ人ユーザーから、「耳と目をふさぐ。自由はどこにある」、「いい宣伝だ。電子書籍で読めるだろう」といった批判的なコメントが多数投稿されている。

 タイではプミポン前国王の評伝「The King Never Smiles」などが発禁処分となっている。

 

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