【タイ】タイ陸軍は9月1日、東北部スリン県パノム・ドンラック郡のクメール遺跡「プラサート・タームアン・トム」などで、タイ・カンボジア国境紛争による被害状況を調査した。カンボジア軍からの攻撃を受けた痕跡が複数箇所で確認された。
調査は法務省中央法科学研究所(CIFS)との合同で、国境線沿いのプラサート・タームアン・トムと、タイ側に数キロ入った仏教寺院「ワット・タイニヨム・パッタナーラーム」で実施された。その結果、遺跡では東門、東側外壁、西側の副祠堂とその手前の計4カ所、寺院では礼拝堂、僧坊、境内の樹木の計3カ所に、小火器による弾痕や重火器の破片痕が確認された。
調査結果は、ユネスコ(国連教育科学文化機関)などの国際機関に報告される。
写真:スリン県住民コミュニティ ชุมชนคนสุรินทร์ フェイスブックより