タクシン元首相が黒人差別発言 ペートーンターン首相が火消し

【タイ】タクシン・チナワット元首相が1月5日、北部チェンラーイ県行政機構(オー・ボー・チョー)の機構長選挙の応援演説で、黒人を差別していると捉えられる発言をし、各方面から批判を受けている。アンカナー・ニーラパイジット上院議員は、「タクシン元首相は公の場で謝罪すべき」だと追求している。

 黒人差別と捉えられた発言は、「アフリカの人々は肌が黒くて、呼吸しづらいのではないかと思うほど鼻がつぶれている。それでも大金を稼ぐモデルがいる。タイ人は整形をしなくても生まれ持った美しさを備えている」という意味合いの内容だった。

 元首相の次女であるペートーンターン首相は7日、アンカナー上院議員の抗議に関する記者からの質問に対し、「差別発言だったかどうか、まずは考えてから質問してください。父の発言に人種差別の意図はありません」と否定した。その後で、「私たちタイ人はタイスタイルの美しさを備えている。整形など必要なない」と、父親と似たような言葉を添えた。

チェンラーイ県で応援演説するタクシン元首相 写真:プアタイ党フェイスブック

 

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