【タイ】タイ警察テクノロジー犯罪制圧課(TCSD)は12月8日、バンコク都内で韓国人詐欺集団を摘発し、韓国人14人、中国人3人を逮捕したと発表した。いずれもカンボジアからタイに入国、同胞を狙った投資詐欺を続けていた。
摘発は在タイ韓国大使館の協力によって実現した。容疑者らはカンボジアに拠点を置いてタイで活動。ルムピニー公園界隈やラマ3世通り界隈のコンドミニアムを借り、VoIP(IP)電話を使って検察官や公務員を装って「事件に関与している」と脅し、送金を迫っていた。「捜索」と称して通話の相手を脱がせるなど行為も押収した映像に映っていたという。
マレーシアの有名リゾート企業「Genting Malaysia」を名乗る投資詐欺も行っており、高利回りをうたって手数料を送金させていた。明らかとなっている2024年10月から2025年5月にかけての被害総額は、202億ウォンに達する。被害者は韓国人で、タイ人は確認されていない。
家宅捜索ではパソコンおよびVoIP電話50台超、携帯電話35台、詐欺台本、被害者リスト、韓国検察の公文書を偽造した資料、偽の検察官証など多数が押収された。
容疑者らはいずれも容疑を認めており、タイでは不法滞在と不法就労で罰せられ、本国に送還されて詐欺容疑の刑事手続きが予定されている。
写真:POLICE News Varieties





















