母親の治療費なく、精神疾患の息子が銀行強盗 包丁を取り出した途端に御用

【タイ】東北部ブリーラム県ノーンスワン郡で6月18日、地元の男(38)が強盗目的で農業協同組合銀行(BAAC)に押し入り、その場で警備員に取り押さえられた。被害はなかった。防犯カメラには、男がわざわざ警備員の前で戸惑いながら包丁を取り出す姿が映っていた。

 男は最初、帽子を被ったまま銀行に入ろうとして警備員に止められていた。一度離れてしばらくして銀行に戻り、やはり帽子を被ったまま銀行に入店、警備員の前まで来てリュックに隠していた包丁を取り出した。行動に迅速さはなく、警備員にすぐさま腕をつかまれて警察に通報された。

 警察の調べによると、男は精神疾患を、自宅の母親は腎不全をそれぞれ患っていた。母親の透析に必要な2万バーツが工面できず、銀行強盗を思い立ったという。2日前に覚せい剤を服用したことも分かった。銀行強盗の勇気付けで飲んだとも考えられる。

写真:POLICE News Varieties

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