【タイ】タイ観光警察(ツーリストポリス)は4月10日、マカオからの旅客機内で乗客の現金を盗んだとして、中国国籍の男2人(54、46)をスワンナプーム空港で逮捕した。機が着陸態勢に入ったタイミングで頭上手荷物棚(オーバーヘッドコンパートメント)に収納されていた荷物をあさっていた。
事件が起きたのはマカオ航空NX996便。容疑者1人の行動を見ていた乗客が、降機の際に荷物を取りに来た乗客が別人だったことから、本人に荷物を確認するよう促した。現金3万バーツがなくなっていることが分かり、客室乗務員に事情を説明した。降機を待っていたほかの乗客からも、2人が複数の荷物に手を触れていたという情報が寄せられ、スワンナプーム空港の警察が2人を拘束して取り調べることとなった。3万バーツを盗んだ容疑者は床に現金を投げ捨て、警察に通報しないよう客室乗務員に訴えたという。
さらに、同機に搭乗してホテル到着後に現金5万バーツの紛失に気づいたもう1人の乗客が、空港に戻って被害届を提出。2人とも証拠が固まって逮捕に至った。