タイの清廉度、180カ国・地域中101位 日本18位 NGOの汚職調査
- 2023/3/3
- タイ社会
【アジア】国際NGO(非政府組織)のトランスペアレンシー・インターナショナル(TI)が各国・地域の汚職の度合いを数値化した「腐敗認識指数(CPI)」の2022年版で、タイの清廉度は調査対象の180カ国・地域中101位と、前年から9つランクを上げた。
腐敗とは「与えられた権限を濫用して私的利益を得ること」というTIの定義に基づき、各国の公務員、政治家などが賄賂などの不正行為に応じるかどうかを調べた。CPIは100点満点で、点数が低いほど腐敗が激しい。タイの点数は36点(2021年35点)だった。
最も清廉とされたのはデンマークでCPIは90点だった。2位はフィンランドとニュージーランドで87点、4位ノルウェー84点、5位はシンガポールとスウェーデンで83点、7位スイス82点、8位オランダ80点、9位ドイツ79点、10位はアイルランドとルクセンブルクで77点。
主要国とアジア諸国・地域は12位香港(76点)、14位カナダ(74点)、18位日本、英国(73点)、21位フランス(72点)、24位米国(69点)、25位台湾(68点)、31位韓国(63点)、61位マレーシア(47点)、65位中国(45点)、77位ベトナム(42点)、85位インド(40点)、110位インドネシア(34点)、116位フィリピン、モンゴル、ウクライナ(33点)、126位ラオス、メキシコ(31点)、137位ロシア(28点)、150位カンボジア(24点)、157位ミャンマー(23点)――。