【タイ】中部ナコーン・パトム警察署は3月22日、殺人、死体損壊、死体遺棄などの容疑でタイ人夫婦(26、21)を逃亡先の北部チェンマイ県で逮捕した。23日に身柄をナコーン・パトム県に戻し、死体を捨てた川で実況見分を行った。
夫婦は以前より知り合いだった女性(23)から借金をしており、返済を求められていた。3月4日に殺害、死体をバラバラにして内臓は焼いたり土に埋めたりし、ほかの部位は川に捨てた。その後、チェンマイに逃亡したもよう。殺害された女性は同日、「お金を返してもらい、病院での看護助手の仕事を紹介してもらう」と夫に告げて外出、そのまま帰ってこなかったという。
加害者の妻は以前に病院で勤務していたが、窃盗事件を起こして解雇されていた。女性を殺害した後も病院勤めを偽って女性の夫に連絡。「看護助手の制服を買うために5000バーツが必要」といって送金させ、以降も数回にわたって5、6万バーツをだまし取った。夫の方は、妻が帰ってこない、金だけは払わされると不審に思い、警察に通報した。