プーケットの高級ビラでロシア人男性刺殺、床に大麻散乱
- 2024/3/13
- タイ社会
【タイ】タイのテレビ報道によると、13日午前11時ごろ、南部プーケット島の高級ビラで、住人のロシア人男性(42)が刃物で首などを刺され死亡しているのがみつかった。死後8〜10時間後とみられ、室内に争った形跡があり、床に大麻が散らばっていた。男性は1月28日にビザ(査証)なしでタイに入国し、滞在期限は4月26日だった。
警察は殺人事件とみて捜査を開始した。3月12日にタイに入国したタジキスタン人の男性が事情を知っている可能性があるとみて、この男性の行方を調べている。
観光目的でタイを訪れるロシア人はビザなしで入国して90日間滞在することが可能で、2023年には約148万人のロシア人がタイを訪れた。長期滞在するロシア人も多く、23年1〜9月にロシア人がタイで購入したマンションは962戸に上る。こうした中、ロシア人がタイで違法ビジネスや資金洗浄(マネーロンダリング)を行っているうわさも根強く、タイ当局が監視を強化している。