7月のタイ工業生産指数、前年同月比4.4%低下 HDD4割減
- 2023/9/5
- タイ経済・企業
【タイ】タイ中央銀行の月例経済報告によると、タイの7月の工業生産指数(MPI、速報値)は前年同月比4.4%低下した。MPIは今年第1四半期に前年同期比3.7%低下、第2四半期に同5.5%低下した。
7月の業種別のMPIは「食品、飲料」マイナス1.2%、「自動車」プラス4.4%、「石油」プラス5%、「化学」マイナス1.8%、「ゴム、プラスチック」マイナス7.9%、「セメント、建設」マイナス2.6%、「集積回路、半導体」マイナス9.7%、「電気製品」マイナス10.9%、「繊維、衣料」マイナス29.4%、「ハードディスクドライブ(HDD)」マイナス39.1%、「その他」マイナス9.8%。
7月の輸出は前年同月比5.5%減、220億3900万ドル、輸入は12%減、216億8400万ドルだった。経常収支は4億4500万ドルの赤字。
7月の外国人旅行者数(速報値)は前年同月比119.5%増、249万600人。
7月の民間消費指数(PCI、速報値)は前年同月比7.3%上昇、民間投資指数(PII、速報値)は1.4%上昇した。外国人観光客の増加で消費が活性化した。
7月の名目農業所得(速報値)は前年同月比1.1%減少した。農業生産が2.7%増加、農産物価格が3.7%下落した。