タイの2026年4〜6月期GDP、1.9%増 通年見通しは2.2%

【タイ】国家経済社会開発委員会(NESDC)は8月17日、2026年4〜6月期の国内総生産(GDP)が前年同期比1.9%増となったと発表した。1〜3月期の2.8%から減速した。

 成長を支えたのは投資と輸出で、総投資は9.1%増、うち民間投資は13.4%増と機械・設備・車両向け支出が伸びた。一方、公共投資は1.6%減少した。国際貿易では、物品輸出額が17.6%増、輸出量が13.7%増となり、電子機器や電気製品が世界的な需要に沿って増加した。

 ただ、輸入の伸びは輸出を大きく上回り、物品輸入額は42.3%増、輸入量は27.7%増となった。これにより、4〜6月期の経常収支はGDP比12%の赤字に転落した。

 観光も拡大し、観光収入は6630億バーツで前期比6.3%増、外国人旅行者は655万人に達した。農業は1.5%増で、果物、サトウキビ、ゴムなど主要作物の生産が増加した。パーム油とコメは減産だったが、農家所得は5四半期ぶりに増加へ転じ、6.6%増となった。

 物価と雇用では、4〜6月期のヘッドラインインフレ率は2.7%、失業率は0.96%。2026年3月末の公的債務残高は12兆9000億バーツで、GDP比66.9%。

 NESDCは、2026年通年のGDP成長率を2.0〜2.5%(中央値2.2%)と見込んでいる。民間投資、個人消費、物品輸出、政府支出・公共投資が成長を支えるとしている。

写真:newsclip

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