【タイ】マレーシアの格安航空大手エアアジアのタイ合弁会社で、タイの格安航空タイ・エアアジア(TAA)の親会社であるアジア・エイビエーション(AAV)は11月13日、2024年1~9月期の売上高が前年同期比31%増の387億7500万バーツだったと発表した。最終利益は、前年同期の23億4800万バーツの赤字に対し、31億2100万バーツの黒字を記録した。搭乗者数は同11%増の1530万人で、搭乗率は91%。
TAAのサンティスック・クローンチャーイヤー社長は直近の第3四半期について、観光業的にローシーズンだったにもかかわらず、外国人入国者数が前年同期比で増加したこと、その40%が中国、マレーシア、インドからだったことが売上増の追い風になったと説明した。
国際線は、中国の北京や上海など高収益路線にシフトしたことや、台湾から日本など第五自由権(以遠権)を活用した就航も奏功した。
国内線では、スワンナプーム・ハジャイ線、ドンムアン・ランパーン線などの需要が高い路線に新規就航し、搭乗率93%を達成。同路線でシェア39%を確保して、今年のローシーズンと洪水による影響を乗り切ったとした。