55)掃除が大変なヤシの花「アレカヤシ」

和名:アレカヤシ
英名:Yellow Palm, Butterfly Palm
泰名:หมากเหลือง(マーク・ルアン)

道路わき、公園、民家の庭など至るところに植えられるヤシ。日除けの葉として重宝されている。原産国はマダガスカルだという。

アレカヤシは竹のような幹をしているが、中は空洞ではない。どこにでもわさわさと育ち、住宅地であれば隣の家からこちらが丸見えにならないよう、ちょうど良い目隠しになる。

成長が早くて1、2年で民家の2階の高さにまで育つ。葉も2~3メートルまで伸びてしまい、上の方で育ちすぎると自分で葉を落とせなくなり、業者に来てもらわない。

バラバラと粉のようにこぼれ落ちてくる花が咲く。雌花(めしべ)や雄花(おしべ)に見えるが、基本的には「花の一部」とされる。甘いのか、アリやハチが群がる。民家でも公演でも、毎日何かしらの掃除が必要になってくる。

直径1センチ足らずの実がなる。アレカヤシの名を元にネットでいろいろ辿っていくと、ビンロウに行く着く。アレカヤシがいつの間にかビンロウジュにすり替わるが、アレカヤシが付ける実はビンロウではなく、正確に探し当てるのが難しい。

 

育つと長さ2~3メートル、幅1メートルほどになる葉。

たくさん育つと、ほどよい日陰になる。

花は極小。甘いのかハチが寄ってきている。

これが地面に落ちて掃除が大変になる。

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