フランス海軍がチャオプラヤー川を遡行・封鎖した(パークナーム事件)1893年から、タイとフランス領インドシナ(カンボジア)の間で国境が調停された1905年まで、同国に占拠された歴史を持つ。市内に残るフランス式のカトリック教会はその時代のなごりで、チャンタブリーには今でもカトリック教徒が多いという。
以前は良質なサファイアやルビーが採掘されていたが、一昔前に掘り尽くしてしまったようだ。ただ手先が器用なことから宝石加工の評価は高く、外国から原石を取り寄せて加工業を営む店が、今でも軒を並べている。チャンタブリーは隣県ラヨーン同様、フルーツの産地としても知られた県。毎年5月にフルーツ祭りが催される。
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人口: 53万7,000人(2021年、内務省地方自治振興局)
面積:6,338平方キロメートル(エネルギー省)
距離:バンコクから245キロ(タイ道路協会)
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