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「ここがポイント」日本人が見た建設現場 内装編その2 福孝工務店
- 2019/11/1
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今回の現場はバンコク都内スクムビット通りに建つコンドミニアムの一室。水漏れしているバスルームの防水処理を含めた補修です。
ポイント(1):築わずか4年の物件なのに水漏れ
日本人の方が新築で購入したコンドミニアムの1ユニットです。バスルームのトイレ部分、床が水でふやけて大理石の下から盛り上がってきていました。水漏れはさらにバスルーム外の廊下部分まで広がっていった、という事例です。築わずか4年。このような問題は、建築業者がクレームを受けるのが普通ですが、タイではオーナーが自腹を切って補修、というのも珍しくありません。
ポイント(2):そもそも防水処理がなされていない
バスタブを持ち上げたりシャワー取り付けの壁を剥がしたりして分かったことは、「そもそも防水処理がなされていない」ということです。タイの建物の壁はレンガ造りがもっぱらで、モルタルを塗って仕上げます。これだけだと当然、水を吸い込んで周辺に広げてしまいます。当コンドミニアムのほかのユニットで同様の問題が発生していても、何の不思議もありません。
ポイント(3):階下にボタボタを漏れていた
入居当初に問題が明らかになってもおかしくなかったのですが、不幸中の幸いというべきか、すぐ下の階は駐車場でした。水漏れ場所が柱の近くだったので駐車中の車にも水がかからず、「ここの駐車場はいつも濡れている一画がある」というだけで気にも止められずに放置されていました。これが入居スペースでしたら天井やら壁やらが水浸しになっていたところです。
工期は当初4日の見込みでしたが、思ったよりも状況がひどかったので10日に延びました。コンドミニアムは土日に工事が不可など、時間がかかりやすいので要注意です。
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