タイ政党支持率、リベラル派野党が49%で1位 不敬罪改正訴え解党危機

【タイ】タイ国立開発行政研究院(NIDA)が11~13日にタイ全国の18歳以上を対象に実施した世論調査(回答者2000人)で、政党支持率1位は議会下院(定数500)第1党でリベラル派の野党ガウクライ党(ムーブフォワード党)で48.5%(2023年12月調査44.1%)だった。

 2位はタクシン元首相派の政権与党プアタイ党22.2%(同24.1%)、3位は王党派で与党第4党のルワムタイサーンチャート党5.1%(同3.2%)だった。

 「首相として支持する人」の1位はガウクライ党前党首のピター・リムジャルーンラット氏(43)で42.8%(同39.4%)、2位はセーター・タウィーシン首相兼財務相(62)で17.8%(同22.4%)、3位はタクシン元首相の次女でプアタイ党党首のペートーンターン・チナワット氏(37)で6%(同5.8%)だった。

 ガウクライ党は国王批判に重罰を科す不敬罪の改正廃止など従来のタイの国家体制に真っ向から挑戦する姿勢で、民主化を求める国民から強い支持を集めている。ただ、同党の不敬罪の改正を目指す動きについては、タイの憲法裁判所が今年1月、「国王を元首とする民主政体の転覆を図るもの」で違憲とする判断を下しており、ガウクライ党は近く解党処分を受け、ピター前党首ら同党幹部は参政権が10年間剥奪される可能性が高いとみられる。

 

ガウクライ党のピター前党首(写真提供、 Move Forward Party)

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