タイ電線メーカーのスターク、粉飾決算で経営破たん 負債380億バーツ超
- 2023/7/10
- タイ経済・企業
【タイ】タイ証券取引所(SET)上場で高圧電線、ケーブルなどを製造するスターク・コーポレーションで損失と債務を隠ぺいした大規模な粉飾決算が発覚し、同社は事実上経営破たんした。負債総額は380億バーツ以上とみられる。
タイ証券取引委員会(SEC)は6日、虚偽の情報で投資家に損害を与えたとして、スタークと子会社4社、スタークのチャニン前会長、ウォナラット前CEO(最高経営責任者)代行ら経営幹部、大株主5人を証券取引法違反で刑事告発し、資産の差し押さえを命じた。詐欺、株価操作、資金洗浄(マネーロンダリング)などの疑いもあるとして、法務省特捜局(DSI)など関係機関と捜査を進める方針。
チャニン前会長はすでに資産の一部を国外に移して高飛びしたとみられている。
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