【タイ】国営クルンタイ銀行は、タイ証券取引所(SET)および民間企業と連携し、世界銀行が支援する「低炭素都市・カーボン市場開発(LCC)」プロジェクトの下でカーボンクレジット市場の整備を進める。配車アプリサービスのグラブ(Grab)、タイ国際航空(THAI)、テクノロジー企業のACEIS Electric and Powerなどが将来の購入者候補として参加の意向を示しているという。
クルンタイ銀行は認証済みカーボンクレジットを取りまとめて購入希望者と結び付け、SETは透明性の高い価格形成を実現するオークションプラットフォームを構築する。これにより、カーボンクレジット取引の円滑化と市場の信頼性向上を図る。市場需要の創出を通じて再生可能エネルギーや温室効果ガス削減事業への投資促進につなげる考え。
SETによると、オークションプラットフォームは自主的カーボンクレジット市場の基盤となるもので、2030年第2四半期の運用開始を見込む。将来的には、気候変動法案に基づく排出量取引制度への発展も視野に入れている。
LCCプロジェクトは世界銀行の支援を受け、再生可能エネルギー導入や省エネルギー化を促進する事業。クルンタイ銀行は事業の調整・管理機関として、小規模案件の集約やカーボンクレジット市場の整備を担う。


























