20世紀初めに隣接するプラーチーンブリー(プラチンブリ)県から独立した、バーンパコーン川を挟んで東西に長く広がる県。バーンパコーン川流域は古くから多くの集落が発達したとされ、プラーチーンブリー県まで川を上るとスコータイ(スコタイ)時代以前のタワーラーワディー(ドヴァラヴァディ)時代(7~11世紀ごろ)の遺跡が残る。チャチュンサオ自体は、アユッタヤー(アユタヤ)時代のころからの町のようである。
チャチューンサーオで最も知られた見どころは、市中心にそびえる寺院「ワット・ソートーン・ワララーム・ウォーラウィハーン(通称ワット・ソートーン)」だが、市街地から多少離れたワット・サマーン・ラッタナーラーム、通称「ピンクのガネーシャ」も注目されている。東部ナコーン・ナーヨック(ナコンナヨック)県に建立されたガネーシャ公園(こちらもピンクのガネーシャ)を模した寺院だが、最近はどちらのガネーシャも一時期より人気を下げている。
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人口: 72万4,000人(2021年、内務省地方自治振興局)
面積:5,351平方キロメートル(エネルギー省)
距離:バンコクから82キロ(タイ道路協会)
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