【タイ】タイのメディアがアジア開発銀行(ADB)の報告書として伝えるところによると、バンコクでは気候変動に伴う海面上昇によって2050年までに、これまで「100年に一度」とされてきた規模の沿岸洪水が数年おきに発生する可能性がある。バンコクはジャカルタ、コルカタ、ムンバイとともに、深刻な沿岸洪水のリスクが高まる都市とされる。
ADBは、気候変動による海面上昇が沿岸部の洪水リスクを高めていると指摘。人口と経済活動が集中する沿岸都市は、海面上昇に加えて暴風雨や洪水による脅威にも直面しているとしている。バンコク都全域が毎年水没することを意味するものではないものの、高排出シナリオの場合は極端な高潮・高海面水位が、2100年までに毎年発生する可能性がある。
10月21日に公表された報告書は各国政府に対し、災害発生後の対応中心から脱却し、沿岸リスクを経済開発、土地利用計画、インフラ投資に組み込んだ長期的な対策へ転換するよう求めている。沿岸リスクを踏まえた政策立案、制度・ガバナンスの強化、資金動員、長期的な実施体制の確立を優先課題として挙げている。



























