東京建物、タイ東部で物流施設・賃貸工場の複合開発に参画

【タイ】東京建物は、タイ現地法人の東京建物タイランドを通じ、東部チョンブリー県で物流施設と賃貸工場を開発する複合施設事業「SCX Logistics Leamchabang2(レムチャバン2プロジェクト)」に参画した。タイの大手デベロッパーSC Asset Corporation傘下のSCX Corporationとの共同事業で、東京建物にとって海外初の賃貸工場開発案件となる。

 開発地は、タイ最大の国際貿易港であるレームチャバン港に近く、タイ政府が重点開発を進める東部経済回廊(EEC)内に位置する。EECでは近年、半導体や電気自動車(EV)関連を中心に製造業の進出が増加しており、保税倉庫や部品保管施設、早期操業が可能な賃貸工場への需要が高まっている。

 プロジェクトでは、延べ床面積4万1652平方メートルの施設を整備し、全体の40%を物流施設、60%を賃貸工場として開発する。物流施設と賃貸工場の双方に保税エリアを設け、輸出型製造業の需要に対応する計画。

 東京建物が同事業に参画した背景には、タイでの物流施設開発事業の実績がある。東京建物タイランドは2024年にタイで2件の物流施設開発事業に参画しており、いずれも竣工後に高い稼働率を確保したという。こうした実績を踏まえ、物流・産業用不動産分野での事業機会拡大を目指し、今回の投資を決定した。

 同社は海外事業を成長戦略の一つに位置付けており、2025〜2027年度の中期経営計画では海外事業への投資を進める方針を掲げている。タイではこれまでに分譲マンション、戸建て住宅、オフィス、物流施設、ホテルなどの開発に参画しており、今回の事業を含め累計15件のプロジェクトに携わっている。今後も現地パートナーとの協業を通じて、タイでの不動産開発事業を拡大していく方針。

事業概要
物件名:SCX Logistics Leamchabang2 (レムチャバン2プロジェクト)
所在地:タイ王国チョンブリ県(国際貿易港レムチャバン港より約7km)
敷地面積:73,612㎡
延床面積:3棟合計41,652㎡
構造・規模:鉄骨造平屋建て
建物用途:工場(保税)2棟、25,056㎡
倉庫(一般・保税):1棟、16,596㎡
竣工時期:2027年5月

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