日本向け荷物からアイス2キロ、バンコク首都警が捜査

【タイ】バンコク首都警察が、日本に発送される予定だった荷物から、2.06キロのアイス(結晶状メタンフェタミン)が見つかった事件について、発送元の捜査を進めている。薬物はタマリンドのペーストのビン6本に隠されており、食品類を装っていた。

 タイと日本の間で配送業務を行う人物が、タマリンドのビンが異常に重いことに気づき、警察に届け出たことで発覚した。警察は荷物を押収し、密売未遂として関係者の特定を進めている。

 届け出によると、荷物を引き受けた人物は7月3日、中部プラチュアップ・キーリーカン県に滞在中、フェイスブックで「Chayamin Pai」を名乗る人物から、日本向けの荷物配送を依頼された。段ボール箱に詰めた荷物が7月4日、宅配ライダーによってバンコク都バーンコクノーイ区内の配送人の住居に届けられた。

 配送人は7月6日に住居に戻り、翌7日に荷物を確認してスーツケースに詰める作業を行った。段ボール箱にはタマリンドのペーストのビン6本のほか、インスタント麺、菓子類、ゼリー、乾燥ココナツ、スナック、調味料、ピーナツバター、鼻吸入剤(ヤードム)など12点が入っていた。

 ビンの重さに不審を抱いた配送人が1本を開封すると、上部にペーストがあり、その下から透明袋に入った白色の固形物が見つかった。ビンを元に戻して一旦、日本に渡航。11日に再びバンコクに戻ってきて、13日になって警察に通報した。配送人の国籍は明かされていない。

 警察が段ボール箱を押収して開封したところ、容量1.5キロのプラスチックのビン6本に、アイスが隠されていた。総量は2.059キロ。その後の捜査で、配送人への報酬が中部パトゥム・ターニー県在住のタイ人の男(50)の銀行口座から振り込まれていたことが判明。バンコク首都警と所轄警察の合同捜査班が男を拘束した。

 男は、マリというベトナム人女性と1年ほど交際、外国人である彼女の便宜を図るために自身のカシコン銀行とサイアム商業銀行の口座を使わせていたと説明。女性は現在ベトナムに滞在し、翌月にタイへ戻る予定だと供述している。警察は男を国際犯罪組織への関与の容疑で逮捕し、捜査を拡大していく。

写真:POLKICE News Varieties

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