【タイ】アルコール飲料最大手タイビバレッジ(ThaiBev)は、アユタヤ銀行から65億バーツ(300億円相当)のサステナビリティ・リンク・ローン(SLL)を調達し、資本戦略へのサステナビリティ統合を進める。融資の構築には、アユタヤ銀行および三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)が共同でサステナビリティ・ストラクチャリング・アドバイザーを務めたとされる。
今回の融資は、2024年の100億バーツ、2025年の50億バーツに続く3件目のSLLとなる。融資コストがタイビバレッジのサステナビリティ目標(SPTs)の達成度に連動し、目標の進捗に応じて金利マージンが調整される仕組みを採用。SPTsには、2023年を基準年として2030年までにScope1・Scope2の温室効果ガス排出量を42%削減すること、および再生可能エネルギーの利用比率を全体の50%に引き上げることが含まれる。
これらの目標は、同社のサステナビリティ・リンク・ファイナンス枠組みに基づいて設定され、科学的根拠に基づく排出削減経路(Science Based Targets initiative)と整合するとされた。タイビバレッジは、枠組みの独立検証のためにモーニングスター・サステナリティクスを起用。同社が発行したセカンド・パーティ・オピニオンでは、「枠組みがSLL原則に適合し、指標とSPTsがESG戦略の文脈で妥当かつ重要性を持つ」と確認された。























