【タイ】タイ警察は7月4日、財務省主計局を装って偽のアプリをインストールさせ、被害者の銀行口座からおよそ240万バーツ(1200万円相当)を不正送金した詐欺グループの「口座名義貸し」の女(36)を逮捕したと発表した。本人は関与を否定しているという。
事件は2024年初め、被害者が主計局を名乗るSMSを受信したことで発生。「期限内に手続きしないと給付金や各種支援を受けられなくなる」としてリンクをクリックさせられ、偽アプリがインストールされた。正規の政府機関からの通知だと誤認し、端末を遠隔操作して金融情報を盗み取る不正アプリ(リモートアクセス型マルウェア)の詐欺に遭った。銀行口座からは複数回にわたって他人名義口座に送金され、総額242万バーツに達した。
被害届を受けた警察は捜査班を結成し、一連の捜査で容疑者の所在を特定。南部に潜伏していた容疑者がバンコクに移動中との情報を得て、新南バスターミナル(サーイタイマイ)で待ち伏せして取り押さえた。
女は取り調べで、「2023年ごろカンボジア・ポイペトのオンライン賭博で働くために口座を開設したが、賃金を受け取れずに危険を感じて帰国した。自分の口座が犯罪に使われている可能性がある」と供述。事件への関与を否定している。

























