「ここがポイント」日本人が見た建設現場内装編 その9 福孝工務店

 今回の現場は日本人経営のエステ「TKY total beauty salon」。エステにふさわしいゴージャスな内装工事を果たしたお店です。

左より、山本和寛CEO(TKY total beauty salon)、岡野孝治社長(Fukutaka Komuten (Thailand) Co., Ltd.)北角匡CEO(TKY total beauty salon)

 2023年5月8日、アソーク界隈スクムビット通りソイ19にオープン。日本の機材と薬剤を揃え、かつタイ料金を実現。「日本のエステと謳(うた)っていながらレベルは日本のそれに達しておらず、タイの方々も知らずに利用してしまうお店を多く見かけます。当店は日本の真の技術をタイの適正料金で提供していきたいと思っています」(北角CEO)。

 ゴージャスな雰囲気の中での、ハイドラフェイシャルとオリジナル薬剤や日本ブランドのサロン専売品を活用したトリートメントや各種脱毛。そしてサービスは受けやすく料金も手ごろ。それが実現できる理由は例えば、日本で以前に人気だったセルフエステの導入とサブスクによる自由な来店制度にあるとか。

 「セルフエステは脱毛がメインとなります。手脚など全体ではなく一部分だけという場合でも、ご都合の良い時間に来店いただいてさっと、といったご利用方法が可能です。これが店のスタッフによるサービスですと、腕なら腕全体、脚なら脚全体、料金も全体分となってしまいます」(北角CEO)。セルフエステならまた、VIOといったプライベートな部分の処理も気兼ねなくできてしまう。サブスクはタイではまだまだ馴染みが薄いものの、チケット制の取り入れも考えながら、便利でお得であることをアピールしていきたいとしています。

 内装工事はやはり、日本語での細かなやり取りがあってこその仕上がり、というお言葉をいただきました。
「当初は地場の業者さんに依頼していましたが、イメージを伝えることさえままなりませんでした。見積もり作成時にすでに請求があり、最終的に全体額で相殺されるとは理解していましたが、発注するかどうか未知の段階での支払いは不安なものがありました」(山本CEO)。

 日本人同士のやり取りは大切です。「それが日系工務店に問い合わせた途端、最初のイメージ作りからしっくり来て、日本人同士であることを実感しました。もちろん工事の最中に何度も打ち合わせが必要でしたが、そのつど細かな思いを伝えることができました」(山本CEO)。

 内装工事をお受けする側としては、建物の管理会社からの指示が厳密で、その対応が少々大変でした。床の取り扱いに条件があって工夫したり、電力も心もとなく自分たちで電線を追加したり、などいろいろありました。最も大切だったゴージャスな雰囲気の実現も、建材の高価さなどで費用がかさんでしまったのも事実です。

 TKY total beauty salonのメインのお客さんはタイ人となるため、言葉はタイ語もしくは英語となりますが、もちろん日本人の利用も可能で、男性も気軽に入店できます。店内にはカフェスペースも設置、お店の目の前が駐車場なので車での来店も便利です。まずは10店舗規模の多店舗展開を目標とするということで、将来が期待されるお店です。

TKY店内

TKY店内

セルフエステ例

カフェスペース

TKY入り口

 

 

 

 

 

 

 

 

 

FUKUTAKA KOUMUTEN (THAILAND) CO., LTD.
Head Office:
住所:33 Manutham Mansion 2nd Fl., Rm No. 4, Soi Sukhumvit 51, Sukhumvit Rd.,
KhlongtonNua, Wattana, Bangkok 10110
電話:02-662-5551, ファクス:02-662-5900
携帯:094-010-3059(岡野)
Branch No. 1:
住所:85/103 Rm. No.C6 Moo 20, Tambon Bangpleeyai, Amphoe Bangplee,
SamutPrakarn, 10540
電話:02-186-8632
Eメール:fk88th@fukutaka.com
ウェブサイト:www.fukutaka.com

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