タイ首相がマイクロソフトのAI投資計画を歓迎 2年間で10億米ドル規模

【タイ】アヌティン・チャーンウィーラクーン首相は3月31日、首相府で米マイクロソフトのブラッド・スミス副会長兼プレジデントの表敬訪問を受け、同社による今後2年間での10億米ドル規模の投資計画を歓迎した。クラウドおよび人工知能(AI)分野のインフラ整備が柱となる。

 スミス氏は表敬訪問で、タイの国民および政府に対する同社の信頼を伝え、クラウドやAI関連インフラへの追加投資に加え、タイ企業との連携や人材育成支援を進める方針を示した。これらの取り組みは、タイの将来性に対するマイクロソフトの期待を反映したものだと説明した。

 アヌティン首相は、マイクロソフトがデジタル分野の革新を通じてタイの発展に貢献してきたことを評価し、同社との協力関係を一層強化する考えを示した。デジタル競争力の向上や行政サービスの効率化につなげたいとしている。

 会談では、データセンターを含むデジタル基盤への投資や、タイを地域拠点とする構想についても意見が交わされた。アヌティン首相は、地理的条件などを踏まえ、タイが地域の中核となる潜在力を備えているとし、関連投資を後押しするとした。官民連携を通じてタイをデジタル分野の中核国へと押し上げる重要性を強調し、AI活用を軸とした地域の先導的国家を目指す考えを示した。

 人材育成については、教育や労働者の技能向上を重視する政府方針を改めて説明し、教師の能力強化や労働者の再教育、データセンターや先端技術分野の人材育成に対するマイクロソフトの支援に謝意を示した。

 スミス氏は、政府の経済・デジタル政策を支持し、長期的なパートナーシップを築く意向を表明した。アジア、とりわけ東南アジアでAIの活用が急速に拡大していると指摘し、教師や非営利団体、政府職員を対象としたAI研修プログラムを通じ、政府を支援していく考えを示した。

写真:タイ首相府

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