タイ保健省がインフルエンザ患者増加に警戒 高リスク層にワクチン接種呼びかけ

【タイ】タイ保健省は3月12日、2026年のインフルエンザ患者数が前年を上回る見通しだとし、特に重症化リスクの高い人に対して早期のワクチン接種を呼びかけた。子どもを中心に感染が広がっているという。

 同省疾病管理局によると、今年1月1日から3月9日までに報告されたインフルエンザ患者は13万7276人で、人口10万人当たりの発症率は211.48。死亡者は8人に上っている。年齢別では、5~9歳が最も多く、次いで0~4歳、10~14歳となっている。

 地域別では、北部パヤオ、ピッサヌローク、チェンマイ、ラムプーンの各県で発症率が高く、地域社会や学校での集団感染が目立つ。死亡例の多くは60歳以上の高齢者、肺疾患、心疾患、免疫不全などの基礎疾患を持つ人で、重症化しやすい傾向が確認されている。

 2025年には国内で119万人がインフルエンザに感染し、129人が死亡した。2026年は社会活動や地域間の移動が活発化していることから、患者数がさらに増える可能性があるとした。

 同局は、手洗いの徹底、マスクの着用、人混みを避けるなどの基本的な感染対策を呼びかけている。発熱、せき、のどの痛み、鼻水などの症状がある場合は外出を控え、特に高熱や息切れがある、または1~2日たっても症状が改善しない場合は、速やかに医療機関を受診するよう求めている。高齢者、乳幼児、妊婦、基礎疾患のある人は、より一層の注意が必要だとしている。

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