バンコク都心部で「笑気ガス」保管拠点を摘発 旅行者向け流通を遮断

【タイ】タイ警察経済犯罪対策課(ECD)は1月9日、バンコク都内2カ所で「笑気ガス」と呼ばれる亜酸化窒素を違法に保管していた拠点を摘発し、男女2人(32、53)を逮捕した。乱用による健康被害、外国人をはじめとする旅行者への蔓延に対する警戒を呼びかけている。

 警察は、バーンコーレーム区内チャン通りソイ40の商業ビルで亜酸化窒素ボンベ106本を、パヤータイ区インタマラ通りソイ9のアパートで同98本を押収、それぞれの場所で男女を逮捕した。市場価格は総額40万バーツ(200万円相当)超に上る。

 逮捕された2人は、ネットで注文を受けて配達員を使って各地に販売していた。いずれも容疑を認めているという。

 笑気ガスは、亜酸化窒素の本来の用途とは異なり、風船に詰めて吸引する形で使用される。多量に吸引すると、肺や中枢神経系で酸素が置き換えられ、吐き気、嘔吐、めまいを引き起こし、呼吸や身体の協調運動が制御できなくなるおそれがある。転倒や意識喪失につながるほか、長期間にわたる頻繁な吸引は末梢神経障害やしびれ、筋力低下を招き、最悪の場合、死亡する危険性もあるとして、警察は注意を呼びかけている。

写真:POLICE News Varieties

関連記事

トピック

ページ上部へ戻る