【タイ】タイ政府は11月18日の閣議で、タイ固有のネコを国のペット象徴とすることを承認した。文化的遺産の保護と経済的な活用を目的とするもの。
タイのネコは古くから伝統、民話、日常生活に深く関わり、独特の容姿と人懐こい性格で国民に親しまれてきたという。国の誇りとして位置づけられる存在で、近年は海外でも関心が高まり、純血種の登録や基準づくりを進める動きが広がっている。外国による権利主張を防ぐため、血統保護は重要課題となっている。
現在、純血のタイのネコは■スパラック(Suphalak、ศุภลักษณ์)、■コラート(Korat、โคราช、สีสวาด)、■ウィチアンマート(Wichienmaat、 วิเชียรมาศ)、■コーンジャー(Konja、โกนจา)、■カーオマニー(Khao Manee、ขาวมณี)の5種が確認されている。今回の正式認定により、保存や標準化、愛好家への普及が進むと期待される。また、飼育権の保護や海外での登録防止にもつながるとされる。
政府は、このような取り組みを通じ、クリエイティブ産業や観光、文化輸出の振興にもつなげたい考え。





















