【タイ】11月2日夜から3日未明にかけてバンコク首都圏を激しい雨が襲い、都内の広い範囲で洪水が発生した。雨は3日午後に再び強く降り始め、新たな被害の発生が危ぶまれている。
バンコク都庁(BMA)によると、都内ラックシー区のジェーンワッタナ通りでは6時間で117ミリ、ピーク時で131.5ミリの降雨を観測。排水能力の限界とされる60ミリを大きく上回った。
ドーンムアン区では、水位が高まったままのプレームプラチャーコーン運河が周辺の道路を冠水させた。通行車両の番号標(ナンバープレート)が水圧で外れて流され、警官が回収する作業に追われた。
バーンスー区ではアンダーパス(トンネル)が冠水し、車両の通行が不可となった。現在、一時封鎖となっている。
チャトゥチャック区のバンコク特別刑務所では入口の道路が冠水。面会、売店利用、送金業務の一時停止が発表された。
プラカノーン区、クローントゥーイ区、バーンナー区などでも道路が冠水、午後になるまで水が引かなかった。BMA排水局は「降雨が60ミリを超えると排水が追いつかず、一時的な冠水・浸水は避けられない」と説明している。
ドーンムアン区 写真:1197交通ホットライン・フェイスブックより
バーンスー区 写真:レスキュー隊「1677(ร่วมด้วยช่วยกัน)」フェイスブックより
バンコク特別刑務所 写真:1197交通ホットライン・フェイスブックより























