陥没事故のサームセーン通り、10月8日までに路面復旧

【タイ】バンコク都ドゥシット区内のサームセーン通りの陥没事故で、復旧工事を進めているタイ電車公社(MRTA)が、10月8日までに路面を復旧する見通しを明らかにした。事故現場ではバンコク地下鉄(MRT)パープルラインの延伸工事が行われており、トンネル掘削が陥没の原因とみられている。

 同社は地中レーダー(GPR)を用いた監視を続けており、新たな空洞は確認されていない。26日夜にコンクリートの充填作業を開始し、そのつど固めるための中断を挟みながら、27日夜まで続ける。28日にがれきを撤去し、週明け29日から砂を投入する。26日夜に10ミリの降雨があったが、ポンプを増設して排水を続けたため、作業に支障をきたさなかったという。

 サームセーン通りでは9月24日午前7時ごろ、ワチラ病院前の道路が約30メートル四方、深さ50メートルの規模で陥没した。死傷者の報告はない。

9月27日午前中の事故現場 写真:バンコク都庁(BMA)

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