タイ中部のチャオプラヤー川が氾濫危険水位に 灌漑局が放流量を引き上げ、周辺3県に洪水警戒

【タイ】タイ王立灌漑局(RID)が9月17日午前1時から午前11時にかけて、中部チャイナート県のチャオプラヤー・ダムの放流量を、毎秒2000立方メートルから2100立方メートルまで段階的に引き上げた。チャオプラヤー川の水位が上昇し、氾濫の危険が迫ったことによる措置。

 放流量の引き上げが周辺県に洪水を及ぼしかねず、今後もさらなる引き上げがあり得るとして、灌漑局は特にシンブリー、アーントーン、アユッタヤー(アユタヤ)の3県に警戒を呼びかけている。

 チャオプラヤー川の起点となる中部ナコーン・サワン県の観測所では16日午後6時の時点で、流量が毎秒2241立方メートル、水位が堤防天端まで残り2.32メートルの23.38メートルに達していた。同県より下流のチャオプラヤー・ダムでの流量は毎秒2000立方メートル。上流水位(貯水位)は17.26メートル、下流水位は14.68メートルで、堤防天端まで1.66メートルの余裕があったが、いずれも上昇していた。

チャオプラヤー・ダム 写真:バンコク都庁(BMA)

 

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