バンコク都庁、工場で漏えいのアンモニア封じ込め 死傷者なし

【タイ】バンコク都庁(BMA)は9月11日、都内バーンケーン区の大規模製氷工場で前夜に発生したアンモニア漏えい事故について、消防・救助隊が制御バルブを閉め、完全に封じ込めたと発表した。死傷者は確認されていない。

 事故は10日午後10時30分頃に発生。通報を受けた消防・救助隊がおよそ15分後に現場に到着し、周辺住民を一時避難させたうえで、工場内の主要遮断弁を閉止した。
バーンケーン区と隣接するラープラーオ区は、警戒監視を継続すると共に、環境調査を開始。事故を起こした工場に設備改修と日々の点検を義務付ける行政命令を発令した。住民は帰宅が許可された。

 アンモニアは極めて刺激性の強い気体で、吸入すると鼻やのどの粘膜を焼けつくように刺激し、咳や息苦しさを引き起こす。高濃度では気道けいれんや呼吸困難、肺水腫を招く恐れがあり、長時間の曝露で意識障害や失神を伴う場合もある。

 BMAは、異臭や異常を感じた際はただちに、24時間対応の消防・救急ホットラインの緊急通報番号「199」に通報するよう呼びかけている。

写真:バンコク都庁(BMA)

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