タイ人旅行代理店社員が中国人旅行者切りつける 返金めぐりトラブル
- 2023/3/3
- タイ社会
【タイ】タイのテレビ報道によると、タイ南部のプーケット島で2月1日、旅行代理店社員のタイ人女が客の中国人男性にナイフで切りつけ腕にけがをさせた。
この事件で、プーケット県知事は7日、駐プーケット中国領事を県庁に招き、謝罪した。タイ警察は傷害などの容疑で女を逮捕し、旅行代理店に6カ月の営業停止処分を下した。
被害に遭った男性はプーケットに宿泊中の1月29日、家族4人分のシミラン諸島への31日のツアーを旅行代理店で9000バーツで購入し、5000バーツを支払った。男性と家族はその後、別のホテルに移動。30日に代理店から、残金の4000バーツを払うよう連絡があったが、31日に迎えの車の運転手に払うと伝えた。31日、旅行代理店は男性が以前に宿泊していたホテルに迎えの車を送り、男性と家族はツアーに参加することができなかった。男性は31日午後、旅行代理店を訪れ、5000バーツの返金を求めたが、代理店側は、1600バーツはシミラン諸島国立公園の入園料として支払済みだとして、3400バーツを返金すると伝えた。翌2月1日、男性は再度代理店を訪れ、返金を要求。スマートフォンで動画を撮影しながら、屋外に出た社員の女を追った。女は振り返ると、男性に一発蹴りを入れ、続いてナイフを振り回し、男性の腕を切った。
男性は警察に通報した後、病院で手当てを受け、2日に帰国。暴行を受ける様子を撮影した動画をインターネットの動画投稿サイトに投稿した。