中国人4人がビル倒壊の事故現場から証拠持ち出し? タイ警察「起訴を想定」

【タイ】3月28日の地震によって発生したバンコク都内のビル倒壊事故で、現場から書類を持ち出そうとした中国人4人が、バンコク都庁(BMA)が指定した「災害区域」に不法侵入した容疑で身柄を拘束された。タイ警察は3月30日、4人を保釈したものの起訴を想定して動いていると発表した。

 タイの複数のメディアが28、29日ごろ、書類フォルダを抱えて走り去ろうとする中国人の姿を報じていた。警察による取り調べに4人は、(工事請負主の)イタリアンタイ・デベロップメント(ITD)の「下請け業者」の社員と名乗ったという。いずれもビザおよび労働許可書を取得していたが、災害区域への入域許可を提示できなかった。

 持ち出そうとした書類は、請負や下請けに関する文書やRFID(無線周波数識別)システムなど32種類あり、警察が証拠として押収した。一部のメディアは、4人は「書類は保険に対応するために必要だった」と説明したと報じている。

写真:Fire & Rescue Thailand

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