資産報告の負債はほとんど親族から ペートーンターン首相が正当性を主張

【タイ】2025年1月に入って公開されたペートーンターン・チナワット首相の資産のうち、負債44億バーツがほとんど家族からの借金であることが、何らかの資産隠しではないかという憶測を呼んでいる。首相は「家族内での取り決め」として、正当性を主張した。

 タイ汚職取締委員会が公開したペートーンターン・チナワット首相の資産は、首相就任直後の2024年9月6日時点で、夫のピドック・スクサワット氏および法定年齢未満の子ども2人の資産を合わせて139億9000万バーツ(640億円相当)で、負債は44億4000万バーツだった。この負債のほとんどが首相のもので、23億バーツ超が姉のピーントーンター・クナーコーンウォン氏から、それ以外の4人も全て親族からの借金だった。

 首相は疑惑に対し、「法は守られている。父の二の舞いになることはない」と説明した。

 首相の父であるタクシン元首相は以前、運転手や庭師などの側近に6億バーツ以上の株式を譲渡していたが、申告漏れだったため不正が疑われた。このときは憲法裁判所が違法性はなしと判断した。

写真:タイ首相府

ペートーンターン首相夫妻の資産140億バーツ(640億円)

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