【タイ】東部ラヨーン県プルアックデーン郡で11月11日、10輪トラックが荷台に積んでいた液体苛性ソーダを落下させる事故が発生した。トラックのドライバーは、ブレーキの故障でハンドル操作を誤ったと説明しているという。
現場に急行した地元レスキュー隊や警察の話によると、路上には液体苛性ソーダが1トンずつ入ったタンクが列を作って落ちており、中身が流れ出て異臭を放っていたという。ただちに道路が封鎖され、清掃作業が行われた。プルアックデーン郡は重工業で知られる地域で、多くの工業団地が集中する。
液体苛性ソーダは無色の液体で、洗剤やパルプ(紙)の製造、廃水処理や清掃業務などに利用される。皮ふに触れると重度の火傷を引き起こす危険があるという。