「金見せて詐欺」急増 在タイ日本大使館が注意喚起
- 2024/5/29
- タイ社会
【タイ】在タイ日本大使館は27日、ドバイから来たと称する男性(または男女)から「お札を見せてほしい」などと声を掛けられ、やり取りをしている間に現金やクレジットカードを抜き取られる、いわゆる「お金見せて詐欺」被害がバンコクなどで急増しているとして、注意を呼びかけた。
事例は▼ワットポーで、ドバイから来たとする男女が「日本円を見たい」としつこく話しかけてきた(被害なし)▼ヤワラート(チャイナタウン)付近のコンビニ内で、ドバイから来たとする子連れの中東系男性が「この子に見せてあげたいので日本のお札を見せてほしい」と話しかけてきた(被害なし)▼フワイクワン地区の大型ショッピングセンターで、ドバイ人を名乗る中東系の男性に英語で国籍を聞かれ、日本人と答えたところ、仲間の女性も加わってきて、「日本に行きたいので、日本のお金を見せて」と言われた。お札を見せたところ、男性が何枚かを出し入れし、その間に女性が色々と話してきたが、後で確認したところ1万円札が抜かれていたことに気付く▼東部チョンブリ県シラチャー中心部のデパート前で、ドバイから来たとする男女から国籍を聞かれ、日本人だと答えたところ、「今度日本に行く予定だが、日本円を見たことがないので財布を見せてほしい」と流ちょうな日本語でしつこく言われた(「急いでいる」と断ったため被害なし)――など。