【タイ】スラサック・パンチャルンウォーラクン観光スポーツ相は10月20日、外国人の訪タイについて、「政府は旅行者の安全確保を最優先とし、万全を期している」と強調した。在タイ中国大使館が自国民に対して発出した、タイ旅行時の安全対策に関する注意喚起を受けたもの。
同相は、「通常の観光目的で」タイを訪れる旅行者に対して厳格な安全対策を講じており、強制的に車両に乗せられて国境地帯に連れ去られるような事案は「発生していない」と説明。一方で、詐欺被害の多くは出発国にいる段階で誘い込まれたり、だまされたりするケースがほとんどで、「加害者と被害者が同じ国籍」であることが多いと指摘した。「国境検問所もしくはその周辺で支援が必要な事案が発生した場合、タイ当局は速やかに対応できる体制を整えている」とした。
タイを国際犯罪組織の中継地や活動拠点、人身取引や詐欺の拠点として利用させないことも改めて表明。内務省、外務省、警察、タイ政府観光庁(TAT)などの関係機関と連携し、監視や取り締まりを強化する。特に、就職、投資、事業、映像制作、芸能活動などを名目に海外から渡航者を誘い出す手口への警戒を強めるとともに、関係機関の連携強化を進め、旅行者の安全確保と信頼醸成を図る。
観光スポーツ省は今後、中国大使館との連携を強化し、支援窓口の周知を進める。観光警察(ツーリストポリス)のコールセンター「1155」では英語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、日本語、中国語、韓国語、ヒンディー語の8言語に対応し、24時間体制で相談や通報を受け付けている。
●在タイ中国 大使館、自国民にタイ渡航で再び注意喚起 誘拐・偽求人への警戒呼びかけ



























