【タイ】プラスート・ジャントーンルアントーン教育相は10月15日、マイクロソフト・タイランドなどと連携してAI人材育成事業「Microsoft Elevate AI and Jobs for Thailand」を開始した。AI活用能力の向上を通じてタイの人材と労働力のデジタル時代への対応を促し、経済協力開発機構(OECD)加盟に向けた競争力強化を図る。
事業には、職業教育委員会事務局(OVEC)、職業開発局、タイ・デジタル経済社会協議会、タイ工業連盟(FTI)、デジタル経済振興庁(depa)などが参加する。AIに関する知識や技能の習得を支援し、国民がAI技術を効果的に活用できる環境づくりを進める。
プラスート教育相は、「タイのAI利用の伸び率が世界2位に達し、タイの学生によるAI活用度がOECD平均を上回っている」と説明。一方で、「国家高等教育・科学・研究・技術革新政策委員会事務局(NXPO)の推計では、2025~2029年に高度人材100万人が必要になる見通しで、多くの労働者がAI時代への適応に不安を抱えている」とした。その上で、「AIを学ぶべきかではなく、AIを人間の能力を高める補助ツールとしてどう活用するかが重要だ」と述べた。
教育省はこれまでに200万~300万人の教職員や学生のAI技能向上を支援しており、今後は幼児教育から職業教育まで一貫した体制を構築する。AIを活用した事務の効率化によって教員の負担を軽減し、児童・生徒への指導や支援に充てる時間を増やすことも目指す。


























