【タイ】運輸省陸運局は2027年1月1日から、タイに入国する外国籍の貨物・旅客輸送車両に対し、GPSによる運行記録装置の搭載を義務付ける。タイの商用車に適用している基準を外国車両にも適用し、道路交通の安全性向上と監督強化を図る。
近年は経済活動や国際貿易の拡大、とりわけ農産物輸送の増加を背景に、協定締結国からタイに乗り入れる貨物車両や旅客車両が増加している。このため陸運局は、外国商用車にもGPS運行記録装置の搭載を義務付ける方針を決定。道路交通の安全管理を強化するとともに、国際道路輸送協定の順守を徹底し、タイと外国の事業者に公平な競争条件を確保する。
GPSシステムにより、当局は車両が指定ルートを走行しているかを確認できるほか、速度や運転手の労働時間も把握できるようになる。こうした監視体制の強化によって、道路輸送の安全基準を国際水準に引き上げるとともに、車両運行の管理・監督能力向上を目指す。
タイは複数の国際道路輸送協定に参加しており、指定された国境検問所を通じて商用車の越境運行を認めている。これによって貨物や旅客の輸送効率向上や物流コスト削減、競争力強化が進められている一方、相手国の事業者にもタイ国内での商業輸送サービス運営が認められている。



























