【タイ・日本】AI検索・リサーチプラットフォーム「Felo」を運営するFelo(東京都)は、マヒドン大学図書館・ナレッジセンターが実施する研究・教育分野でのAI活用実証に参加すると発表した。大学図書館が学生、教職員、研究者にFeloの利用環境を提供し、研究活動におけるAIの有用性や適切な活用方法を検証する。
実証では、学術論文や書籍などの関連資料の検索、複雑な概念の整理や比較、研究テーマの具体化や研究計画の構築といった研究の初期段階を中心にFeloを活用する。利用者は母語で質問しながら海外を含む多言語の情報を検索でき、提示された出典を基に原資料を確認して研究に活用する仕組みとなる。
Feloは、情報の検索や整理を支援するツールとして位置付けられ、研究内容の解釈や学術的判断は利用者自身が担う。大学側はAIを研究活動の代替ではなく補助的な手段とし、研究者による検証や教員の指導を引き続き重視する方針。
今回の実証を通じて、マヒドン大学図書館はFeloと現地導入支援パートナーと協力し、研究・学習分野でのAI利用に関するガイドラインや研修資料を整備する。出典の適切な引用や批判的思考の維持など、学術的誠実性を確保したAI活用のあり方を検討する。Feloにとっては、大学図書館と連携して実際の研究現場でAIがどのような業務に有効かを検証するとともに、適切な利用を促すために必要な支援策を把握する機会となる。
実証期間中は、利用者から使いやすさや有用性、利用上の課題に関する意見を収集するほか、研究効率や学習成果、利用者満足度への影響を評価する。結果は今後の運用方法や研修内容の見直し、図書館サービスや研究支援基盤へのAI導入の検討に活用される予定。
マヒドン大学はバンコクに本部を置くタイの国立大学。図書館・ナレッジセンターは、資料提供や研究支援サービスを通じて教育・研究活動を支援している。Feloは多言語検索、情報整理、文書作成などの機能を備えたAI検索・生成AIサービスを提供している。


























